はじめに
2.ハートのしみ作成のきっかけ
2.ハートのしみ作成のきっかけ
4~5年前にインターネットの世界を知り、三浦綾子さんに関係するサイトを検索したりしました。そんな中で発見したのが「三浦綾子愛読者ページ」という三浦綾子ファンのページでした。自分もこういうページを作ってみたいものだと漠然と思いました。そしてホームページというものが素人でも簡単に作成できるということも知り、それならひとつ作ってみようかなと思ったのがこの「ハートのしみ」です。
このホームページ「ハートのしみ」というタイトルの由来ですが、実はパクリです。4,5年前の角川文庫の表紙カバーに書いてあったコピーからいただきました。
そのコピーは、目にしてからなぜかずぅっと私の心に残っていました。そして「ハートのしみ」っていう言葉の響きが、読むたびに私の心にだんだんとしみこんでいく三浦作品にぴったりかなと思ったのです。
一度読んだら染め上がっちゃうのではなく、徐々にしみこんでくるのが三浦作品じゃないかなと思っています。
まだ三浦作品を読んだことがない人でも以前は読んだことがあるが今は読んでいない人など、みなさんにも三浦作品にふれてもらい、三浦作品の持つ力を感じて欲しいと思い、このホームページを作成しています。そしてみなさんのハートにも三浦作品の何かがしみこんでいけばよいなと願っています。
1999/11/23
1.三浦作品との出会い
.三浦作品との出会い
私が三浦作品と出会ったのは、20歳の頃でした。当時、好きだった人から三浦綾子さんの本を紹介され、その中の一冊である『塩狩峠』を読んだのが最初の出会いでした。
それまでの私は読書といっても歴史小説を読むことが多く、武者震いするような感動はあっても、心洗われるような感動そして涙する感動をする本にはあまり出会ったことがありませんでした。本を読んで涙したのは『塩狩峠』が初めてでした。
それからというもののひつじが丘、道ありき、氷点、積木の箱等々を読んでいきました。私の読書スタイルとしては一人の作家の作品だけをひたすら読むというよりはいろんな作家の本を交互に読んでいく傾向があるので、一時期に集中して読んだわけでもなく、何年もかけていろんな作品を読んでいます。ですからペースは遅いものの、未だに三浦作品は読み続けています。
未だに三浦作品を読み続けているのは、月並みかもしれませんが、読むと「心が洗われるような感じがする」「頑張って生きていこうと勇気づけられる」「高まる気持ちを静めてくれる」といった気持ちにさせてくれるからだと思います。また、驕った気持ちを謙虚な気持ちにしてくれるというのも理由の一つかもしれません。
1999/11/23