三浦綾子入門

三浦綾子入門 5.マルチメディアで楽しむ三浦綾子の世界

5.マルチメディアで楽しむ三浦綾子の世界

ここでは三浦綾子さんの世界を映像(ドラマや映画などのビデオ)や音声(ラジオ、テープ)で楽しめるものを紹介したいと思います。もちろんここに挙がっているのが全てではありません。他にもたくさんあるようですが、私が見たこと、聞いたことあるものを中心にしてここでは紹介していきます。

映画編

映画化されたのは4作品、テレビでドラマ化されたのは27作品にもなります。また、その他テレビ等での特集番組などを加えると相当な数になるでしょう。ここではビデオ化されているものを中心に紹介します。

「氷点」 1966/03/26~ 大映映画

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出演:陽子(安田道代(現・大楠道代)) / 夏枝(若尾文子) / 啓造(船越英二) / 徹(山本圭) / 辰子(森光子) / 北原(津川雅彦) / 村井(成田三樹夫)

映画「氷点」(DVD)を購入されたい方はこちら。

映画「氷点」評:悪くはないが、コンパクトにまとまりすぎの感がなくもない。原作を読んでから見た方がよい。

映画 「塩狩峠」

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監督 中村登

脚本 楠田芳子

出演:中野誠也、新克利、永井智雄、近藤洋介、佐藤オリエ、長谷川哲夫、滝田裕介、岩崎加根子

ライフ企画(いのちのことば社)より3800円にてビデオが発売されている。

塩狩峠(DVD)

映画「塩狩峠」評:クライマックス直前の場面から始まり、それから過去に話が飛び、徐々に盛り上がっていく感じはとてもよい。ただ原作以上に宗教くさい気がした。

映画 「海嶺」

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制作:長島清・中條宏行

脚本:貞永方久・緒川浩一

松竹、ワールド・ワイド映画提携作品

出演:西郷輝彦、竹下景子、井上純一、あおい輝彦、ジョニー・キャッシュ、火野正平、松本秀人、東野栄治郎、米倉斉加年、田村高廣

映画「海嶺」評:”国っていったいなんなんやぁ~”という台詞が妙に頭に残る。漂流中の場面はかなり省略されている。

ライフ企画(いのちのことば社)より3800円にてビデオが発売されている。

海嶺(DVD)

テレビ編

連続ドラマ 「氷点」 1966/01/30~04/24放送 NET-HBC

イチ押し!

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陽子(内藤洋子) / 夏枝(新珠三千代) / 啓造(芦田伸介) / 徹(岸田森) / 辰子(市原悦子) / 北原(井上紀明)村井(田村高広) / 松崎(中真千子) / 高木(北村和夫)

ドラマ「氷点」評:ドラマ化、映画化された中で一番秀逸な作品。ものすごく感じが出ていて雰囲気バッチリ。私の中の氷点のイメージとぴったりきた作品。

ドラマ「氷点」全6巻セット(品薄かも。。。)

ドラマ「氷点」 1989/04/06、07放送 テレビ朝日、HTB

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脚本 井沢満
演出:大野木直之
テーマ曲 玉置浩二 「氷点」作詞:並河祥太 作曲:玉置浩二 編曲:星勝
音楽:福井崚

出演:辻口陽子 万里洋子 / 辻口夏枝 いしだあゆみ / 辻口啓造 津川雅彦 / 辻口徹 野村宏伸

/ 村井靖夫 世良公則 / 高木雄一郎 上條恒彦 / 松崎由香 高橋ひとみ / 藤尾辰子 泉ピン子

ドラマ「銃口」 NHK-BS

脚本 ・・・ 布勢博一
演出 ・・・ 高橋一郎

出演 : 北森竜太 (畠中 洋) / 中原芳子(有森也実) / 坂部久哉 (永島敏行 ) / 森政太郎 (杉浦直樹) / 沖島先生(香川照之) / 沢本校長 (すまけい)

旭川の三浦綾子記念文学館の視聴覚室にテレビ放映を収録したビデオテープがあった。(未見)

知ってるつもり「生きる勇気を詠った作家三浦綾子」2000/04/30放送 日本テレビ

知ってるつもりで三浦綾子さんの特集があった。貴重な写真やビデオなどを織り交ぜながら綾子さんの一生を紹介。主な話は下記の通り。

・誕生から幼少時代の話
・教師時代の話
・敗戦、そして闘病時代。前川正さんとの出会い
・夫・三浦光世さんとの出会い
・三浦商店時代の話
・小説「氷点」の執筆、懸賞当選。
・氷点読者の少女が自殺した話。
・数々の病気との闘い
・星野富弘さんとの出会い

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コメンテーターとして高野斗志美さん(三浦綾子記念文学館館長、文芸評論家)や大空真弓さん(三浦綾子原作のドラマ「羽音」や「積木の箱」に出演。三浦夫妻とも親しい)も出演。

舞台編

・「母」

前進座による舞台化。残念ながらすでに公演は終了している。

ビデオ編(講演会など)

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・むなしさの果てに

ライフ企画(いのちのことば社)より3800円にてビデオが発売されている。

むなしさの果てに(VHS)

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・三浦綾子夫妻講演 - 愛すること信じること

1987年5月23日青山学院大学講堂における講演会の模様が収録されている。

ライフ企画(いのちのことば社)より3800円にてビデオが発売されている。

三浦綾子夫妻講演 (VHS)

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・祈りと執筆の日々

ライフ企画(いのちのことば社)より3800円にてビデオが発売されている。

祈りと執筆の日々(VHS)

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・特選 三浦綾子の家庭論

1971年から72年にかけてHBCにてテレビ放映されていた幻のテレビエッセイを収録。全17話。

交通事故に思う
母が母であると感ずるとき
夫婦のラブレター
ほほえみ
愛の小箱
二人でわかちあいましょう
家族をほめよう
おいしい味の秘密
道ありき
右の手のなすことを左の手に知らすな
あなた方は世の光である
ふみ出す一歩が道をつくる
人にあげる何物もない人はこの世にいない
愛は取引ではない
舌を制するものは全身を制する
欲がはらんで罪を生む
風を警戒するものは種をまかない

北海道放送(HBC)より2400円にてビデオが発売されている。

写真編

・三浦綾子-文学アルバム

旭川や三浦綾子さんゆかりの北海道各地の写真のほか、写真でつづる半生や、評伝・三浦綾子がみどころ。

・写真集 遙かなる三浦綾子(撮影 近藤多美子)

とにかく三浦綾子さんがいっぱい。

・祈りの風景(写真 児島昭雄)

児島昭雄さん撮影の風景写真と三浦綾子さんのメッセージがセットになった一冊。三浦綾子さんの言葉を読みながらきれいな写真を眺め、そのイメージを膨らませ、いろいろと考えると楽しい。

・綾子・大雪に抱かれて

小説などの作品の背景となった地の風景写真が多数ある。小説の場面を想像しながら見ると楽しい。

・三浦綾子 愛の歌集 いとしい時間

歌集だが、ふんだんに写真が掲載されているのでここに含めてみた。風景写真とともに三浦綾子さんの若かりし頃、教師時代から新婚時代を中心にモノクロな写真が多数ある。

ラジオ編(カセットテープ含む)

・ラジオ深夜便(1999年12月25日放送) 北の文学・作家三浦綾子さんを語る

1999年12月25日NHKラジオで放送された三浦綾子さん追悼番組は当サイトの三浦綾子入門の番外編にて詳細にレポートしていますのでご参考に。

・ラジオ深夜便(NHKカセット) カセット文庫4 1400円(税抜き)

A面 : 三浦綾子 わたしの道
(初回放送 昭和58年7月3日 教育テレビ「こころの時代」)

教師として迎えた敗戦のショック。
虚無と病の中に訪れた、運命的な出会いが、キリスト者としての道をきめることになった・・・。 聞き手:金光寿郎

B面 : 三浦綾子/三浦光世 神に愛されて
(初回放送 平成6年12月24日 ラジオ深夜便「こころの時代」)

数々の重い病にもかかわらず、深い安らぎの日々、という。そのつよい心を支える信仰とは・・・。共に生きる夫妻が語る 聞き手:金光寿郎

2006-07-24 Update

2010-01-04 | Posted in 三浦綾子入門No Comments » 
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