三浦綾子ブログ
旭川旅行記
念願だった旭川、三浦綾子記念文学館への旅行が実現しました。
ここではその模様を報告します。
2000/12/23(Sat)
羽田7:35発の旭川行き飛行機で旭川空港へ
朝日がまぶしい頃、相棒と共に羽田を発つ。東京は快晴だったが、旭川ではどんよりとした曇り空。
そして何よりも一面銀世界が広がる景色に”北海道だぁ”と歓喜。
バスで旭川市内へ
空港から連絡バスで旭川市内へ向かう。
また、到着ロビーで旭川トラベラーズマップを入手(無料)。
かっちりとは予定を決めていなかった我々には都合がよいマップだった。
いちおう「るるぶ」を持参したもののこの一枚のマップの方が分かりやすかった。それとソンシアの家にある旭川ガイドも大変参考になった(プリントアウトして持参したかいがあった)。
平和通買物公園を散歩
連絡バスを宿泊先のニュー北海ホテルの前で下車。(ホテルの目の前が停留所でラッキー!)
フロントへ荷物を預けて身軽になった後、旭川駅前のメインストリートのひとつ、平和通買物公園を中心に散歩。
途中、旅行者らしきご婦人から道を訊ねられるが、何とか答えられる。うーん、分かりやすいぞぉ旭川の街並み。
ほんと碁盤の目のように整理されているので歩いたことなくても地図見れば見当つくし、一度歩けばもうばっちり。
ただ、30分以上も歩いているとやはり旭川、寒い。じわじわと寒さが身にしみる。
旭川での最初の食事。
だいぶ身体が冷えてきたし、時間もいいころだったので一路、ラーメンを食べに”山頭火”へ向かう。
しおラーメンを食べたが、こくがあるけど、くどくなくおいしかった。
そして、なかなかヒットだったのが”ねぎめし”万能ネギをみじん切りにしたものとおかかをごはんにどっさりのっけて登場。
あとはお好みでしょうゆをちょろりとたらし、かっくらう。これだけでどんぶり二、三杯はいけそう。
ちなみに我々が入ったお店は4条店でした。
いよいよ念願の”三浦綾子記念文学館”へ
まずは見本林で雪と戯れる。
昼食後、タクシーでいよいよ今回の旅の目的地”文学館”へ。
何の奇縁か、運転手さんの名は三浦さん。やはり綾子さんは旭川の人に愛されていたのかいろいろと綾子さんに関するお話を聞けた。
そういえば、旭川のいたるところに立っているナナカマドの木。あの実を何とかおいしく食べようと研究されている方もおられるとか。いったいどんな味なんでしょうね。あんなにたくさん実っている実を鳥も食べないところを見るとそうとうまずいんではと想像しますが・・・(笑)。
タクシーで文学館前に到着後、文学館に入る前に、見本林の方へ進む。
雪がどっさり積もった見本林を堤防に向かってちょっとづつ進む。人が歩いた後を頼りにしながらもけっこう雪に足が埋もれてゆく。これはこれで楽しかった。
そして、最大の難所?。堤防を登る。かなりの傾斜でしかも人の足で踏み固められていないためずぶずぶと足は沈むは下に滑るはなかなか大変。でも何とか一番上まで到着。
ここから下ってもうちょっと先に進めば氷点で陽子が自殺を図った美瑛川のほとりに出る。相棒は川まで行こうよと言うが、この時点でかなりの雪まみれ、しかもこの先はさらに新雪に近い状態。今回はこの堤防の上までで我慢してもらう。ま、今度違う季節に来たときの楽しみをとっておかないとね(笑)。
そして、雪まみれになった服から雪を払い、いざ本丸へ!
のんびり文学館、そして初対面。
ちょっと緊張気味で文学館へ入る。
入った瞬間の気持ちは、”なんだかあったかーい”という感じ。照明の加減といい、BGMが遠くからさりげなく聞こえてくるような感じといい、なかなか落ち着ける雰囲気たっぷり。
しかも12月。12月、1月は一番文学館への来館者数が少ない頃。
ほとんど貸し切り状態!
心ゆくまでたっぷりと、しかものんびりと楽しめた。
たいしたことではないが、氷点の正式タイトルは「氷点」じゃないというのを知った。”点”が略字の”てん”(点々の部分が大みたいなやつです)だとは。当選の賞状もそうなっていた。
氷点といえば、文学館で初めて知ったが、過去七度も映像化されていた。見たことあるのは初代の連ドラ版、二代目の映画、七代目の5時間ドラマだけでしたので驚き。うーん、全部見てみたいと思った。
そして陽子役や夏枝役の女優さんに字は違うが、”ようこ”さんが多いこと、多いこと。なんか不思議な感じがした。
その他いろんな作品がドラマ化されていてどれもこれもみたいなぁと思った。
今回は純粋に文学館へ行くってのが目的だったので、まったくメモとかとって来なかったのでどんな作品がドラマ化されたかよく覚えていないが。
コッコさん、ロンさんとついに初対面。
”ソンシアの家”を運営されているコッコさん、ロンさんご夫妻と文学館内で初対面。
一時間ちょっとですが、お茶しながらいろいろお話できて楽しかった。
しかも素敵なクリスマスプレゼントまでいただいた。
ファンならよだれが出そうなものばかり。
その中でもコッコさんが地元の公民館で作成されている三浦綾子文学マップは今回の旅行で大変重宝した。
二日目の予定はちゃんと決めていなかったのでマップをいただいた瞬間にこれに従い、旭川市内をまわろうと決定!
氷点で登場する旭川市内の場所が網羅されているマップで、もうすぐ完成のよう。三浦ファンで、旭川旅行者必携のマップになるのでは。
視聴覚室へもう一度。
コッコさん達と対面後、我々はもうしばらく文学館に。視聴覚室で光世さんと現代夫婦のあり方(タイトルよく覚えてないが)について対談しているテープをしばし聴く。
ここの視聴覚室ではこういったカセットテープの他、ビデオも見ることができる。氷点や塩狩峠の他、NHKでドラマ化された銃口もあった。
銃口はとっても見たかったが、時間の関係上、見ることが出来なかった。これまた次回訪問の楽しみのひとつ。
また同じ部屋で氷点などの原稿のコピーを見ることができる。
時間さえ許せば、本当の原作を楽しんでもいいかも。
おみやげを購入、そして文学