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失敗経験の神話化


一橋大学院教授の沼上幹さんの記事を読んだのですが、企業の従業員育成について実践が重要であることは認めつつも、その実践から学ぶプロセスの問題点に注意せよ、というものでした。
実践から学ぶ、そのうち、特に失敗経験についてです。
人は失敗経験や挫折経験が自分の人生にとって非常に重要であったと過剰に思いこみ、それによって学習内容を歪めてしまう可能性があるという点である。(President2006.1.16号)
かつての失敗があったから今の成功があると思いたがる傾向にあるらしい。それがたとえ何ら因果関係がなくても。変な話、失敗話が美化されて、あるいは神話化されて、その本質にふれることがタブーになると。
そうするとその失敗経験を聞かされる若手の成長を阻害する可能性があるということだ。
そう、意味のない苦労や価値のない失敗もあることを認めることを恐れてはならない。何かその失敗から見出したい気持ちはあってもそこは冷静に・客観的に考えるべきだと。それこそその失敗が活かされないどころか、マイナスに働くのだよと。

2006-01-29 | Posted in weblogNo Comments » 
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